保育者同士が互いに支え合い、高め合っていく協働的な関係のこと、とされています。
同僚同士が保育や授業を見合って、それぞれの知識や経験を行き来させながら、情報の交換をして、相互に保育力や授業力を高めていけるような関係のことです。
数十年前は、さほどこのことは話題にはなりませんでした。
自然と成し遂げられることが前提となっていたのだと思います。今は学問と研究が進んで、その心のありようを、解いて明かすことができるようになりました。
結果、「ともに職場に過ごすことの意味と、その快適性」を追い求める、という考察が進みました。
我が園でも、このことが保育の質の向上の前提と承知して、いくつかの振り返りを行います。
数十年前は、労働といえば身体的な労働でした。
そこへ、心理的な労働も加わり、心身症とかノイローゼとか言われる言葉が出てきました。
そして、今年の発達心理のシンポジウムで感情的演技という言葉が使われました。
つまり人に合わせる労働ということですね。
このことにより、人は多くのエネルギーを必要とし、当然ながらストレスとなる、ということです。
従来ももちろん、それは存在していたと思います。
が、それを言語化して分析することで、その解決や予防の方法を探ろうとするものです。
幼児教育を実施する時、子どもたちとの間でも、同じことが起こります。
○○の練習をしましょう、と意思表示する先生の前で、必ずしも、同意できない子どもたちがいるとしたら、その気持ちを受け入れ、そうかあ、と思ってみるべきです。
つまり、耳を傾けるべきなのです。これが、非認知能力の育ちにつながります。
言葉を変えると、「寄り添う」ということになります。
私たちが試みている、最前線の教育、それはこの三つのキーワードで支えられています。