幼児教育無償化という言葉に始まる多くの課題が、迷走しながらも少しずつ日本の未来を作ろうとしています。待機児童問題に端を発したその課題は、少子化、人口減と関連付けを施されながら、進んでいます。
政府も、将来の日本の経済力のために、多くの手を打とうとしています。
そも、なぜこんなに待機児童が増えたかというと、その原因は労働人口にあります。
日本の人口が減って、子どもを持ってすぐのお母さんたちの労働力を、必要とするようになったためです。
また、家庭を営む個人の立場からしても、そのようにしたいとする価値観が多くを占めるようになったためです。
夫婦でともに働くことが「よい」「わるい」と価値観を伴って議論された時代は、すでに古き良き時代のものとなりました。
日本を支えるために労働力を提供しなくてはならない、そうしないと経済が立ち止まってしまう、という大きな課題がそこにあります。
以上は「量」の課題です。
同時に「質」の課題があります。
「先生の数を増やす」などして、その量の課題を解決しようとしていますが、人口の減少とあいまって、矛盾が噴出しています。
多くの人数を準備して、教育を実施しようしたものの、質を伴った教師を十分に配置し得ていない、というのが現在の課題です。