「幼児を対象に練習をして、鍛えて、その先にある教育価値は何なの?」という考え方があります。
現に当園も、2014年に舵を切り、認知能力を見る目を改めました。
そこで、いくつかの発見をしてきました。
認知能力とは一言で言えば、見える能力のことです。
跳び箱を10段、跳ぶことができた、とする能力は認知能力です。
一方、跳ぶためにはどこへ手をつく、何に集中する?と自問したその能力は非認知能力です。
どちらも必要なものです。どちらが大切であるかとか、どちらを目指すのは間違いであるとか語ることが、すでに的外れです。
28日の予行演習で舞台の上に立ったそのクラスの子どもたちは、とても意欲的でした(写真)。
音楽が流れると、表現そのものを行い始めました。
立ち位置を思い出しながらだったのでしょう。
次の展開を組み立てながらだったことでしょう。
覚えている子どもがまず先にたち、迷いがあれば別の子どもが指示をする、を繰り返して、進んでいきました。
与えられた時間を懸命に過ごす子どもたちの姿がありました。
Vol. 37 No.73 1/31/2019