この時期に話題(課題)になるのが、学習発表会の配役(キャスティング)です。
いつの年もどこかで、ざわざわしています。
また、私たちの目に見えないところで、心がざわついてもいるのでしょう。
多くの場合クラスの活動の中で、物語や絵本の展開を説明、調整、創作して、その次は、誰が何をするのかを決めていきます。
場面を提示して、どれになろうかな、しようかな、と決めることが多くあります。
また年長組ではそれぞれが役どころを創りだします。
子どもたちの理解はゆっくりなので、目の前の配役にかかる顛末をてきぱきと理解するわけではありません。
わけのわからないうちに配役が決められていた、私の知らないところで決められた、と思うこともあると思われます。
話し合いの場は過ぎたとしても、夜までに、心のざわつきが大きくなって寝つきが悪くなったり、泣けてきて、心の内を家族に話したりすることもあるでしょう。
それを受けてなだめて、理解を促して、朝を迎える場合もあれば、明日は先生に相談してみよう、と家族が伝達を引き受けたりすることもあるかもしれません。
Vol. 37 No. 68 12/20/2018